2018年5月9日
株式会社ユニックス
ドラッグストアの基幹系システムでNo.1の市場シェア持つTAURUSシリーズを展開する株式会社ユニックス(以下、ユニックス)と、POSソフト市場でNo.1を誇るAnyCubeシリーズを展開する株式会社ヴィンクス(以下、ヴィンクス)は、かねてより協力体制にある中国IT会社と共に、中国ドラッグストア向けのAll-In-Oneソリューションの提供を開始しました。
ユニックスとヴィンクスは以下の中国IT会社にTAURUSシリーズとAnycubeシリーズの技術提供を行い、中国IT会社は中国国内向けにChinaTAURUSシリーズとしてローカライズ開発を実施。4つのソリューションとして、2018年4月より正式に中国ドラッグストアに向けたサービスの提供を開始しました。
【上海新域系统集成股份有限公司】
・ホールディングシステム:ChinaTAURUS-HD
・本部システム:ChinaTAURUS-HQ
【维杰思科技(杭州)有限公司】
・店舗基幹システム:ChinaTAURUS-Store
・店舗POSシステム:ChinaTAURUS-POS
現在、中国大手ドラッグストアである貴州一樹連鎖薬業有限公司および関連企業11社へ導入中であり、2018年5月時点で3社/約400店舗への導入を完了しています。
今後は、中国国内の約45万店舗(2016年中国产业信息調べ)のドラッグストアおよび薬局をターゲットとした展開を予定しています。
「今回のプロジェクトは、中国で最も導入実績が多い現行システム(Heading社 H5システム)からのリプレースであり、日本国内で実績No.1であっても中国の実績が皆無のソリューションの採用には少なからず不安がありました。
結果的に「TAURUSとAnycubeの良い部分を引き継ぎながら、中国の商習慣や法律に適切に対応したソリューション」が構築・導入されたと思います。これはカスタマイズを許容する柔軟なITフレームワークの採用による効果もさることながら、なによりも業務知識が豊富な日本人と中国人の連合の導入チームの能力と情熱によるところが大きかったと感じています。
今後貴州一樹では、「Phase-2」と称した「基幹システムに蓄積されたデータを活用した業務改善フェーズ」がスタートします。品揃え、在庫、売価の管理は、中国のドラッグストアにおいても非常に重要です。Phase-2においても、連合チームの活躍に期待しています。
①高速かつ低コストな大量出店
クラウド技術およびOPOS規格の採用により、高速での店舗展開が可能
直観的なインターフェースとオンラインマニュアルにより教育に伴うコストを大幅に削減
②中国DgSの法令条件に柔軟に対応
WechatPay、AliPayなどのメジャーな電子決済に加えて、公的医療保険での会計にも対応
継続的に変化する中国薬事法(GSP)にタイムリーに準拠
③M&A対応。柔軟な拡張性と堅牢な安全性・安定性
クラウド技術の採用により、事業規模の急速な拡大をサポート。
事業会社単位での運用、将来的な統合をマスタの多層構成で対応。
④確実な業務改善
中国DgS専用の業務フローを装備。業務の標準化をサポート。
作業(発注/返品/棚卸など)が指示通りに行われているかどうか、リアルタイムで監視が可能。
⑤リアルタイム性の向上
発注・売上・仕入・単品在庫などの各種データをiDCで一元管理。
伝票修正や棚卸業務も、店舗から直接iDCへ接続。結果確認がリアルタイムに可能。
株式会社ユニックス 経営管理部 TEL:054-686-5651