ユニックスの新しい基幹ソリューション『NextTAURUS(仮称)』のファーストユーザーとして、株式会社ドン・キホーテ様が2月13日に稼働いたしました。
『NextTAURUS(仮称)』は株式会社ドン・キホーテ様、株式会社長崎屋様、ドイト株式会社様の共有基幹システムとして、2013年7月までにわたり段階的に導入される予定です。導入にあたり以下のキーポイントを実現しています。
『NextTAURUS(仮称)』はユニックスの現行基幹ソリューションである『WebTAURUS』でカバーする商談/発注/仕入/販売(POS管理)/移動/返品/廃棄・経費振替/棚卸し/売上管理/利益管理/買掛管理などの全サブシステムを保持し、上述を含めたより高い付加価値を小売業様へご提供いたします。また、従来の『WebTAURUS』では対応が困難であった、売上高1兆円以上規模の小売業様のシステムにも対応が可能となります。
画面1・・・・利用者ごとに異なるメニュー画面
画面2・・・・高い操作性と複雑な権限管理を実現するマスタメンテナンス画面
ユニックス既存ユーザー様および新規ユーザー様への販売は、ASP型を中心として2013年6月頃を予定しています。
この度の稼働にあたり、株式会社ドン・キホーテオペレーション統括本部情報システム部部長阿部博史様より以下のコメントをいただいております。
『今回、当社にとって、グループ会社3社のシステム統合を含む過去最大級のシステム導入範囲であったこともあり、当初は新システムへの社内からの高い要求の実現と安定稼働の両立という大きなプレッシャーがありました。
しかし、流通・小売業に特化してきただけあって、ユニックス社の各プロジェクトメンバー様は、小売業務に関する知識や導入経験が豊富だったため、要件の説明や仕様の確認作業等も非常にスムーズに進み、問題なく1次稼働を終えることができました。当社独自の機能要件を実装する際には、プロジェクト期間を通じて高い技術力・実装力で常に迅速な対応をしていただきました。その技術力が詰まった『NextTAURUS(仮称)』は、実績ある『TAURUS』『WebTAURUS』をインフラレベルから再整備されたと聞いております。このソリューションは、今後当社だけでなく、業界で高い評価を得るではなかろうかと感じております。
もともと、ユニックス様の既存ソリューションパッケージ『TAURUS』ファミリーには、当社の要件を満たす小売業の業務に対して汎用性のある機能がほぼ備えられていたため、新規開発になると想定していたモジュール数やその開発コストを想定より大きく抑えることができ、同時にこれまで基幹系周りに多数あったシステムも一気に『NextTAURUS(仮称)』に集約・整理することができました。
今回のシステムリプレイスではクラウドの活用によって、今後各店舗にサーバを設置する必要がなくなります。これで、運用だけでなく出店時のシステムコストやそのスピードも大幅に改善できる見込みです。ITシステムは戦略的に非常に重要ですが、このように限られた投資をできるだけ効率的に利用することで、消費者であるお客様に還元できる部分を増やす事ができます。これは当社のモットーである「顧客最優先主義」の実行に大きく寄与すると考えています。
まだ1次稼働が終わった段階ですが、この後の完全稼働および稼働後の運用・保守においても、ユニックス様がこれまでと同様のパフォーマンスをご継続いただければ、当社の基幹システム面をお任せする重要なパートナー様として強固な関係が築けると確信しております。』
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