2018年9月12日
ドン・キホーテが基幹系システム『NextTAURUS』をAWSへ全面移行
ユニックス、システムサポートが構築
株式会社ユニックス(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:中田 圭、以下ユニックス)と株式会社システムサポート(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:小清水 良次、以下STS)は、株式会社ドン・キホーテ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:大原 孝治、以下ドン・キホーテ)の基幹系システム『NextTAURUS』のAmazon Web Services(以下AWS)への全面移行を行いました。本作業は2017年6月から2018年4月にかけて実施し、システムは2018年4月より稼働しています。
ドン・キホーテは商品の受発注や売上・利益・在庫管理などを行う基幹系システムに、ユニックスが提供するパッケージソリューションの『NextTAURUS』を採用しています。本システムは、2013年に、ドン・キホーテのグループ会社統合に伴う基幹系システムの拡張と刷新をきっかけに、ユニックスがオンプレミス型で導入。一方で近年では会社の成長に合わせた柔軟なITインフラ拡張や、災害時の事業継続計画強化が課題となっており、ドン・キホーテではそれらの解決のためAWSへの移行を決定しました。
ユニックスがプロジェクト全体を主導し、移行に伴うアプリケーションの再実装やオンプレミスからの切り替えを行いました。STSは、AWSを活用した拡張性および災害発生時の可用性に対するアーキテクチャやインフラ設計の支援と、環境構築を担当しました。移行に先立っての動作検証、チューニングを綿密に実施したことで、切り替えに伴う業務停止時間を数時間で完了させています。
AWSへの移行により、以下の効果が見込まれます。
①インフラの柔軟な拡張
新規出店やM&Aなど、成長を続けるドン・キホーテのビジネス規模の拡大に合わせて、クラウドの特性を活かし、よりスピーディーにITインフラの拡張が可能になりました。(仮にM&Aにより店舗数がいきなり100店舗規模で増加する場合、これまではシステム構成の見直しからその構築まで半年以上の納期が想定されていましたが、AWSへの移行後は、これらの工程が1ヵ月以下で実施できる見込みです。)
②事業継続計画の強化
クラウドへの移行により、災害時などにもシステムの継続利用が可能となりました。
③運用コストの削減
システム監視の無人自動化などを同時に導入したことにより、保守運用コストの削減が見込まれます。
株式会社ドン・キホーテ 情報システム部 部長 夏目雅好様のコメント
「ユニックスとは、5年前に当社のグループ会社の基幹システムの統合を含めた、基幹システムの再構築案件を実施していただいて以来、ビジネスの根幹となるシステムについて強固な信頼関係を築いています。当社の事業運営及び戦略上、災害時の事業継続対応とともに、成長に合わせた柔軟なインフラシステムの拡張を可能にする事は重要な課題で、それに対する提案がAWSへの移行でした。
当社の成長にはデジタル戦略は非常に重要です。その遂行に向けては、今後もAWSのような外部サービスの採用や、今回のような専門的な会社とのパートナーシップによって、アナログとデジタルを両立させるよう活用を進め、小売業として更なる顧客満足度の向上に努めて参ります。」
流通小売業に特化したソリューション・プロバイダーとして35年の実績をもち、主力パッケージ製品群は、ドン・キホーテ様をはじめ業界大手の小売業に採用されている。豊富な小売業務知識をベースに、流通小売業で発生する各種データと最新技術を活用し、流通小売業の最適化を支援している。
1980年の会社設立以来、ITを活用したシステムの企画から開発、運用・保守までのサービスをワンストップで提供。AWSではAPN Advanced Consulting Partnerとして認定されているほか、コンピテンシープログラムでOracleコンピテンシーを取得している。インフラ領域での技術力を強みに、クラウドへの移行案件の実績が豊富。
株式会社ユニックス 経営管理本部 西井 TEL:054-686-5651
株式会社システムサポート 経営企画部 城(きずき) TEL:03-3342-9611
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